釜石 『浜千鳥』

 昨晩03県から帰ってきました。宮古から陸前高田まで。
陸前高田の奇跡の一本松は完全に枯れてしまいましたが、復興の槌音は確実に
響いていました。ガレキ整理は被災地の中で一番進んでいました。
ガレキの撤去が進んでいるので本当に何もありません。絵になる画面が作れない
ためかマスコミも報じなくなっているみたいです。取材はガレキの広域処理を実施
している宮古市に集中しているようです。
 宮古市では仮設焼却炉の運転が当初予定より早くなります。建設に携わった会社
も不眠不休で工事を進めています。土工を担当した大阪の某ゼネコンは突貫作業で
予定工期を1ヶ月も短縮、プラントメーカーも工期を短縮できるようで復興に大きく
貢献しています。本当に頭が下がります。ただこういうことは報じられず、ガレキの放射能がどうのなど本質とは違うところに関心がいくことに個人的には疑問も感じています。現場では東京行きのガレキの放射線測定を手間をかけて実施しています。始めから放射能汚染など無いことはみんなわかっているのですが、受け入れている東京都の基準も大変厳しく作業効率の足かせになっています。
 本当は東京や神奈川のほうが線量は高いのですがね。

 さて、連日氷点下10度を越える寒さの中で仕事をしていますと不思議なことに
体が慣れてくるものですが、夜になると体の中から暖めたくなるもの。
普段、週末は移動運用で車を運転することが多いため、晩酌の習慣は無いのですが
03県では毎晩てっぺん過ぎまで呑んでました。
 地元の方に勧められたのが釜石の「浜千鳥」
飲み口がさっぱりしていて私好み。海の幸、山の幸にぴったりと勧められましたが
まさしくその通りでした。
なので釜石に行った際に1本買って来ました。

「冷やで良し、燗で良し」という店頭のキャッチフレーズもまた良しです。

関東UHFには出られませんでしたが、このお酒に出会えたことは大きな収穫でした。