4/26 三宅島移動1日目

 この3月でANAが三宅島から撤退し、大島や新島に就航している新中央航空
が1日3便で三宅島に就航しました。ANAの就航率が低いのと、東海汽船の三八航路では金曜夜の便に乗らないと週末の運用が出来ないのと、東京⇔三宅島が6時間というのがネックになって今まで行けていませんでしたが、新中央航空は調布⇔三宅島50分ですからこれは使うしかないと考えていました。
 4月になってから三宅島の観光協会のブログで就航状況を毎日チェックしていましたが、実に90%以上の就航率です。素晴らしいです。
 ということで

調布飛行場へ。調布駅からタクシーを使いました。

三宅島線のために新規購入のドルニエ機、19人乗り。
今日の三宅島行き2便の乗客はわずか4名。あらら。
与圧が無いので低空飛行です。
東京湾まで10分、伊豆大島三原山の火口を見下ろすと、今度は右手に

移動運用困難地の利島が見えます。利島を過ぎて新島を見ながら左旋回してちょっと行くと

あっという間に三宅島。ダイヤでは50分でしたが35分で到着です。
迎えに来ていた宿のご主人も「早いねぇ」と言ってました。

飛行機のデメリットは2点あります。
まず1つ目は5kg分しか荷物が無料にならないということ。5kg以上は1kgにつき超過料金として330円取られます。
今回は出来る限り軽くしたつもりでしたが11.5kgで6.5kgオーバー。330円×6で1980円の追加です。
2つ目はバッテリーの持ち込みがやはりダメという点。ただし那覇空港みたいな厳重検査は無く、手荷物の
X線検査も無いので決してお薦めしませんが可能かもしれません。

そんなデメリットを差し引いても船6時間VS飛行機50分、料金はほとんど変わらずですから飛行機を利用しない手はありません。
飛行機は一日3往復しているので日帰り運用も可能になりました。

迎えに来ていただいた民宿のご主人には事前に無線をしに来たと話をしていたので移動ポイントをすぐに教えてもらいました。夜まで運用してから宿で食事にしようと思っていましたが
「夕食はキャンセルして近くの食堂で食べたほうがいい」
ということで宿代を値引きしてもらいました。
その宿は車の融通もしてくれるというので融通してもらいました。
(レンタカー屋の半値)
初日の移動地は阿古地区の七島展望台。360°のパノラマが楽しめます。

向こうに見えるのはこれまた移動運用困難地の御蔵島
レンタカー屋が無いのでレンタカーのバッテリーが使えないのがハードルを上げています。

後ろに見えるのは2000年に噴火した雄山。

ここはポールを結びつけるものがいっさいありません。
軽量化のため踏みたて君も持ってきてないですし。
なので車の後部座席からポールを出す感じになりました。

おまけに当初予定していたハイバンドは全くダメ。CQを出すと呼んでくるのは6,8とVK,ZLのみ。
最悪のコンディションです。
ここまでくるのに林道を突っ切ってきましたが、街路灯は一切なく、また3時間の運用中一人も来る人がいないのも不安で、日没前に撤収。
火山噴火の見学に変更。

三宅島には島の周回道路が3つあるみたいですが、一番山に近い雄山周回道路
は止めたほうがいいです。場所によっては火山ガスの臭いもしますし、なにより道が酷い。こんなところでタイヤがスタックしても誰も助けにきませんから。
ちょっと走っただけで半泣き状態になりUターンしました。

夕方、伊豆岬近くで店開き、夕方のDXタイムはEU方面と。
日没後に当初予定していなかった7MHzCWに出たところ猛パイルになりました。
ぷちアワードでは申請者の過半数が三宅島と未交信というデータがありましたので、三宅島1stでは
なくぷちアワード目当ての方が多かったのでないかと推測。
これでおなか一杯になったので1921にCLとなりました。